■2005年度関東選手権決勝&3決■
2005.11.20@代々木第二
■東松山につづいて平塚と、恐怖の「関東引きまわし巡業」を勝ち抜いた4チームがようやく戻ってきたカンジツの故地。代々木第二である。やっと帰ってきたな、との感慨を胸に一歩足を踏み入れると。耳に飛び込んできた。90年代に流行った、いわゆる「だらしな系」女性デュオの曲である。この選曲。このセンス。まったくもって素晴らしい。アリウープ三連発のようだ。普段、スポーツ会場でハードロックを聞かされるたびに、スポーツだからといってハイテンションの音楽をかけるというのは、あまりに短絡的な発想だなと思っていた筆者にとっては、「耳から鱗」の嬉しさである。来年は、そうだな、ピンクレディーではいかにもFC東京っぽいし、カンジツ的にはやはり、キャンディーズだろう、などと考えているうちに試合開始だ。
3位決定戦 伊藤忠-*クラヤ 伊藤忠先発 綿貫、田中、渡辺、登、毛塚
*クラヤ先発 楠田、齋藤(知)、山崎、佐藤、白田■1Q
9:32 クラヤ、いきなり24秒オーバー
9:02 登のカットイン 2-0
8:53 *楠田 2-2
8:25 *佐藤? 2-4
8:10 渡辺のターンシュート 4-4
7:48 エンドラインからボールをもらったシューター*白田、右30度3pt 4-7
7:25 またしても*白田、今度は右60度3pt 4-10
7:15 毛塚→ループパス→登 6-10
ここまで、今日のクラヤは、*白田だけでなく、*山崎も積極的に3ptが打てている
5:13 毛塚、右から勝負を仕掛け、最後はミドル 8-10 上手い!やはり上手い!
このあたり、エース*楠田がかなり落としているのが気になる
3:35 *佐藤→絶妙スルーパス→*山崎が通るが、シュートは×
だが、*山崎がORをとり、*楠田へ送り、8-12
2:50 毛塚→長めの縦パス→ゴール下の登 10-12
2:31 *佐藤のカットイン、バスカン× 10-14
2:15 毛塚→DEFの裏をつく絶妙の縦方向ループパス→渡辺 12-14 さすが、よく見えているな!
1:29 登がDEFをかわす→左30度フリーの綿貫3pt 15-14
0:53 今度は登の遠め正面3pt命中! 18-14 ベンチ大沸き!
「ディフェンス」コール合戦でも伊藤忠がクラヤを圧倒!
0:18 *楠田のカットイン 18-16
最後、毛塚の遠投が長すぎで合わず。だが、地肩の強さを見せつける!ハンドボール投げをやったら絶対負けるな、自分は・・・■2Q
9:24 登、DEFをなぎ倒しながら切れ込み、最後はジャンプシュート、20-16
9:00 *齋藤(知)→*楠田×→ORから*楠田 20-18
このあと、クラヤDEFが前からあたると、毛塚がすかさず遠投、だがキャッチャーの田中にはすでにクラヤDEFがダブルチームにいっており、ディレイされる。最後は、毛塚の正面フリー3pt×
8:10 ORをひろった伊藤忠、田中のカットインで FT2/2 22-18
7:53 リスタートから山崎の正面ミドル 22-20
7:38 綿貫のカットインからのシュートへ*齋藤(知)がブロックショット、だが、ボールではなく、頭を叩いてしまい、綿貫のFT2/2 24-20
7:21 *山崎→白田のカットイン 24-22
7:06 伊藤忠残り5秒という苦しい展開、ボールを持つ毛塚に*白田の手がちょっとあたった瞬間、毛塚は「痛てぇッ」。クラヤはファールをとられ、伊藤忠ボールに。苦笑する白田。都選手権でも聞いたような・・・
6:23 クラヤの速攻だったがターンオーバーとなり、綿貫が走ってレイアップ×→ORから登 26-22
5:55 *齋藤(知)のカットイン、26-24 正面に立ちはだかるDEFを、身体の方向を上手く切り替え、振り切りフリーになったナイスなプレーだった
5:35 *楠田のポスト→*佐藤のフックシュート 26-26
5:08 *楠田、DEF二人の間をかいくぐり 26-28 クラヤの「ディフェンス」コールが高まる!
4:56 登のカットイン FT1/2 27-28
4:37 カットインしようとした*齋藤(知)に綿貫がファール、二人でもんどりうって床に転がる。嗚呼、激しき哉!
4:20 *白田のカットイン→*楠田 27-30
4:16 クラヤの5F 篠原 FT1/2 28-30
4:03 エンドラインからのパスに*楠田があわせ、FT1/2 28-31
このあたり、伊藤忠は毛塚、綿貫を休ませており、篠原がPGを務める。すこし攻めに手間取り、最後、その篠原3pt×
だが、クラヤも二回連続で攻撃失敗
2:46 *白田の左60度3pt 28-34
2:30 小田部のミドル 30-34
2:03 正面の篠原→ゴール前の渡辺→走りこんだ小田部と素晴らしいパスワークが決まるが、シュートは落ちる
2:02 伊藤忠の5F クラヤ?さん FT1/2 30-35
このあと毛塚を再投入
0:55 *佐藤の切れのある鋭いカットイン 30-37
0:44 クラヤファール 田中 FT1/2 31-37
0:21 クラヤファール 渡辺 FT1/2 32-37■3Q
9:24 毛塚の遠い3pt×→ORから登 34-37
9:25 *山崎の左30度3pt 34-40
9:02 *佐藤→*楠田 34-42
8:06 毛塚、24秒が迫る中、強引なカットインから相手ファールを誘い、FT2/2 36-42
7:32 速攻から*山崎のスットップジャンプシュート 36-44
6:16 *齋藤(知)の右0度3pt 36-47
6:00 登の強引なカットイン 38-47
5:22 *山崎、左60度フリーの3pt 38-50
4:21 左から→登→右の小田部のミドル 40-50
このあと、毛塚→渡辺のいい連携攻撃が出るが、シュートは落ちる。伊藤忠はこのあたりを決めなければ下克上は難しいかも・・・
3:13 *大崎→ブザーと同時に*楠田 40-52
3:07 外の渡辺→毛塚の左0度3pt×→すかさず毛塚がORに飛び込み、FT2/2 42-52
2:42 *楠田のOR→外の*大崎→中の*白田 42-54
2:26 篠原→登、ターンしつつフック気味のシュート 44-56 お見事!
2:07 *大崎→*楠田 44-56 このシュート、たぶんアリウープだったように思う。男子のダンクっぽいアリウープとは違うが、空中でパスキャッチしてそのまま流し込んだように見えた。
1:51 小田部のミドル 46-56
1:25 *齋藤(知)→サイドチェンジ→*大崎、今日も出た左0度「なくもも黙るココイッパツ砲」で、46-59
1:16 柴野 FT2/2 48-59
0:50 *齋藤(知) 48-61
0:40 登のフック 50-61 上手い!今日は冴えたプレーを連発している!
0:15 *楠田×→*大崎と登がリバウンド争いに飛び込み、もんどりうって倒れる!
0:05 *齋藤(知)の右60度3pt 50-643点差で始まった3Qだったが、クラヤが要所で3ptを沈め、点差を広げる。
■4Q
9:42 速攻から*佐藤→*楠田 50-66
9:14 *齋藤(知)、ゴール前を一瞬のスピードチェンジで走りぬき→左0度の*大崎3pt炸裂 50-69
8:54 田中 FT2/2 52-69
8:11 毛塚 正面3pt 55-69
7:36 好パスを受けた登 57-69
6:40 *山崎×→ORから*楠田 FT1/2 57-70
6:10 *佐藤、DEFをなぎ倒しながらのカットイン、FT1/2 57-71
5:54 毛塚→ゴール前の登、*山崎を背負いながら、左右に揺さぶってシュート FT2/2 59-71 これまた、上手い!
5:03 *楠田、DEF二人を背負いながら、59-73
4:51 *佐藤がファール5個目、驚く本人!渡辺、FT1/2 60-73
2:13 速攻から最後、*楠田が落ち着いて正面ジャンプシュート 60-75
1:50 *山崎の正面3pt 60-78
1:28 *齋藤(由)の右0度3pt 60-81
このへんクラヤのやりたい放題、伊藤忠は力尽きた感じ・・・
1:17 速攻から*白田→*齋藤(知)60-83
1:07 毛塚 FT2/2 62-83
0:48 伊藤忠DEFが二人転んでいる中を*山崎、62-85
0:43 登のジャンプシュート、切れの良さを見せ付け、64-85
0:33 伊藤忠の5F *高木 FT1/2 64-86■前日の平塚で、三井住友をあと一歩まで伊藤忠が、波乱の今季、アップセット実現なるかどうかに注目が集まったこの試合。結局は、クラヤが自慢の3ptの持ち味を生かし、伊藤忠を突き放した。平塚ではあまり3ptが決まっていなかったのとは対照的だったのだが、これはやはり相手DEFの寄せが関係していたのだろうか。シロートなのでそこまでなかなか分からなかったのだが・・・ でも、波に乗ったクラヤのシューターは本当に脅威だった。北国札幌でも、その砲身が火を噴くことを期待しよう。
■伊藤忠では、センター渡辺の得点が伸びなかったのに気が付く。その一方、登の切れ味、そしてベテラン毛塚の堂々たるプレー振りは圧巻だった。今季リーグでは、PG役の後継者養成のためか、毛塚がベンチに下がる時間がかなりあったように思うが、秋の大会では、やはりこの選手を中心に勝負に出てきた感じだ。もしかしたら、ということで、4Q残り1:07のFTの際、代々木第二での後姿を写真に撮ったのだが、まずその前に、こちらも札幌である。強豪相手に捨て身で当っていくのを元々身上としているチームだけに、全国大会での暴れっぷりが楽しみだぞ。
決勝 三井住友-*丸紅 三井住友先発 七尾、鈴木、山下、岡野、渡邊
*丸紅先発 森崎、横山、椎木、堀江、関口
■1Q
9:15 岡野が左からカットイン 2-0
8:06 鈴木に対して*渡邊がファール FT1/2 3-0
7:54 *椎木がひとりでカットインまで持ち込み、3-2
7:24 七尾→正面フリーの鈴木 5-2
7:31 *椎木のカットイン→外の渡邊3pt×
7:17 七尾へ*森崎がファール FT2/2 7-2
7:07 *関口がトラベリング
丸紅ベンチからは「ディフェンスから」との声があがる
6:59 右サイドをえぐった岡野、バスカン○ 10-2
このあと*横山がトラベリング 「キリカエー」との掛け声が
6:21 丸紅、この時点で早くも5Fとなる 鈴木のFT1/2 11-2 二本目を外すが七尾がORを取り、三井住友の波状攻撃が続く
6:09 鈴木の右ミドル 13-2 あっという間に11点差だ。このまま三井住友が突っ走るのか?
6:04 と、ここで*椎木、怒りのドライブ!FT1/2で 13-3
このあと、*森崎のシュートがブロックされる
5:13 *渡邊、早くも個人ファール3つ目、鈴木のFT1/2 14-3 二本目が外れたところをまた七尾がOR!
このあと、丸紅が速攻を仕掛けるが、*横山のシュートはブロックされる
丸紅ベンチからは「これからこれから、みんなでしゃべって!」との声が飛ぶ
4:49 エンドラインからのリスタート前、ボールに絡まないところで丸紅ファール、岡野のFT1/2 15-3
このあと*椎木がカットインを見せるがシュートは落ちる
「リバウンド、走れ!」との指示が飛ぶ丸紅ベンチ
だが、このあと、*関口の3ptが落ちた際、リバウンドをとりにいけない
応援団長氏も思わず「リバウンド!」と叫ぶ
3:51 鈴木、DEFを背負いながら反転シュート 17-3 身体能力を見せつける!
3:24 *関口×→ORから横山の正面3pt 17-6 ようやく丸紅エンジン点火か?
3:03 *椎木、カットインから大きなレイアップ 17-8
2:39 *関口、またしてもトラベリングを吹かれる
このあと応援団長氏「リバウンドとファールとフリースローだけなんだよ」と嘆く。確かにそうである。
このあと、180cm台の益田と150cm台の*大城がリバウンド争い。大城のファールとなり、益田のFT1/2 18-8 丸紅はなんだかちぐはぐな感じが・・・
1:59 *椎木のカットイン→左の*横山の3pt×、すぐにORを撮るがその後の展開で、ラインオーバー
このあとの三井住友、丸紅DEFがきつく、シュートまで持ち込めず
1:03 丸紅がスチールするが、ターンオーバー、逆に三井住友の速攻が決まり、七尾で 20-8
終了間際、三井住友監督「7番だけなんだよ、7番だけ。皆で抑えて。」と大声で本音を漏らす・・・ま、観ている筆者も確かに納得。特にカットインの切れは突出している。だが、シュート確率は良くないかもしれない。それにしても、*椎木以外の選手は、ムッとするだろうな。怒りが爆発するか?!■丸紅のファールとバイオレーションで全てが推移してしまったような感がある10分間だった。実働8人と少人数なだけに、個人ファールが早々とかさんでしまっているのがか大きい。
■2Q
出だし、丸紅監督「攻め、はやく!」と指示
9:45 *関口→*森崎のパス、カットされる
このあと、鈴木→水谷の好パスが通るがシュート×
9:11 「ここから勝負、さぁ、しっかり捕まえて!」と丸紅ベンチ
8:49 速攻、*椎木が上がる途中、右を見る→*岩波が一緒に駆け上がっており、合わせて、バスカン○ 20-11
ひさしぶりに丸紅の綺麗な攻撃が決まった感がある
8:34 七尾をケアにいった*関口、「あぁー、だめ、☆□○・・」と口走りながらファール、七尾、FT0/2
自覚があるってことですな!
だが、このあと、丸紅、ORを取る。これが潮目となるか?
8:20 *関口のミドル×→またしても丸紅がORを取ったのに対し、七尾がファール
8:00 *椎木の正面ミドル 20-13
丸紅ベンチからは「はい、しゃべって!」
このあと、丸紅DEFが良くなる。また、DRを取る
だが、次の攻撃では、ボールを持った*横山に対して渡邊が厳しいチェック、最後は*椎木の苦し紛れシュート×
7:00 鈴木のカットイン 22-13
6:31 *関口×→*堀江の「ファイティング・リバウンド」→*森崎の左60度3pt 22-16
6:14 鈴木の3pt×→*堀江がDRを取ったところに七尾がファール ここで堀江が2本りバウンドを頑張ったのは大きい!
丸紅コーチは「チャージしていいから勢いもって」
5:22 PG山下が一瞬受け手を探すが、最後は岡野がカットイン 24-16
5:16 *関口のカットイン バスカン○ 24-19 じわじわと丸紅追い上げる!やはり、DEFが良くなっているとの印象を受ける
4:51 ORから水谷がシュート、それに対して*森崎がファール バスカン○ 27-19
4:29 速攻、水谷→渡邊 29-19 渡邊がそのスピードを誇示
このあと丸紅ターンオーバー
4:15 速攻から岡野が走ってレイアップ 31-19 三井住友、この3連続ゴールで完全に流れを掴んだか?
3:59 *関口のミドル×→*椎木→*関口の3pt× 確率がちょっと、と思っている間もなく、DRを取った三井住友↓
3:25 ロングパスから渡邊 33-19
3:16 *堀江がオフェンスファール
これには応援団長氏も思わず「ウッソー!」
2:57 山下がきれいにゴール下へ回り込み 35-19 ついに16点差!
2:44 渡邊が3個目のファール、三井住友5Fとなり、*関口FT、FT0/2
だが、二本目のこぼれ球を*関口が拾いそのままシュート、FT1/2 35-20
2:26 武石のトラベリング
1:43 *椎木、水谷をなぎ倒しながら反転シュート 35-22 お見事!
1:30 山下→本間 FT0/2 だが、二本目のリバウンドは益田が取る
1:09 *岩波、DEFに寄せられているなか、ワンハンドシュート バスカン× 35-24
0:11 三井住友、24秒オーバー(エアボール3ptを含む)
0:02.8 三井住友ファール、岩波 FT1/2 35-25■前半終了時のファールを数えてみると、丸紅が堀江3F、渡邊4Fほか合計15F。三井住友が渡邊3Fほか合計10F。
■3Q
9:42 DRから*森崎→遠投→*横山 35-27
9:24 鈴木のカットイン 37-27
8:28 山下がスピードに乗り 39-27
7:22 *関口×→*椎木、DEFを押し込んでからかわし、バックして反転シュート 39-29
7:09 *横山ファール4個目
6:42 フリーの鈴木 41-29
6:29 フリーの*大城のミドル 41-31
6:02 *椎木、DEF二人が詰めてくるのをものともせず、ストップジャンプシュート 41-33 お見事!
5:29 益田の右ミドル 43-33
5:15 *岩波 FT2/2 43-35
4:53 三井住友のターンオーバーから*大城が走り、ジャンプシュート 43-37
4:38 七尾のターンシュート 45-37
これに対して応援団長氏は「ひじ使ってる!」
このあと、中の*椎木→外の*森崎→中の*岩波のパスワークに対し三井住友ファール。*岩波はFTの準備をするが、ベンチからのアピールで取り消し。チームファールのカウント間違いだった!これ、打ってしまえば、そのまま得点になるそうな・・・
4:04 速攻から鈴木の左30度 48-37
このあとすぐ、*森崎→サイドチェンジ→*大城がゴール下をくぐる→走りこんだ*岩波 48-39
3:35 益田のミドル 50-39
3:22 三井住友5F 岩波 FT1/2 50-40
2:29 ボールを持つ*椎木に対して、ルーキー*大城、よこせとアピール、すかさず正面3ptを決める!50-43 これは、格好よかった!このあたり、大城が非常にいいスパイスになっている
1:41 *関口→*森崎のカットイン 50-45
このあと、*椎木→*岩波が通るがイージーシュート×
丸紅ベンチ「ダイレクトにいけ!」
このあと、鈴木もイージーシュート×
0:33 *岩波のシュートへ七尾がファール、これで3個目、FT1/2 50-46
0.06.8 リスタートから*椎木がカットイン→右0度の*関口の人生をかけた渾身の3ptがドスッと炸裂♪
応援団長氏は「ナイスパース!」。筆者も思わず万歳。「もらったな」と思った。今日はいまひとつ決めきれていない*関口だったが大事なところで決める。これで丸紅は完全に押せ押せムード。■4Q
9:13 *岩波 DEFを押し出しながらのセンターらしいシュート 50-51 ついに逆転!
9:04 *横山5Fで退場
8:36 *椎木のカットイン→外から呼んだ*森崎→中の*岩波 50-53
8:30 パスカットから*椎木 50-55 ここでつい、「雨天中止、試合成立」にならんかな、思ってしまった筆者。そういえば、前日の平塚で、ブ厚い手帳を叩きながら応援しているときに切ってしまった右手指が痛い。だが、そんなことは構っていられない。今日も、右手を手帳ごと思いっきり左手に叩きつける。ということで、偏向報道と言わば言え!
7:25 岡野、*大城をかわし、身体を伸びきらせながら、52-55
7:09 岡野のカットイン FT2/2 54-55
6:13 七尾ファール4個目
5:23 鈴木のミドル 56-55 再逆転されてしまう
このあと、*関口の3ptエアボール
4:43 *関口のトラベリング うーん・・・
4:22 鈴木ファール4個目
4:03 岡野のカットイン 58-55
3:35 *渡邊の遠い3pt×
3:16 鈴木の左30度、フリーの3ptを被弾 61-55 これが効いた・・・。こういう一番シンドイところで、決定的な3ptを決めるところはさすが。5点リードだったのが、5分間で6点ビハインドとなる
2:31 三井住友の攻撃、残り1秒で丸紅ファール
2:06 速攻から岡野→益田 63-55
1:41 *渡邊→*岩波 63-57
1:33 益田のシュートへ*森崎がファール ボールはリングを滑って落ちる FT0/2
このあと、*渡邊の3pt二本×、*堀江がリバウンドを頑張る
0:42 *渡邊の3ptエアボール(パスだったとの説もあり)
このあと、*関口、コートに仰向けにひっくり返ったままボールをキープ、パスを出す。それに対し、三井住友監督「オーバー、オーバー」
0:01.8 丸紅5F 岡野 FT1/2 65-57■丸紅は負けちまったな。いかんせん、1Qでファールの山をこしらえてしまったのが痛かった。が、しかし。3Qの追い上げは大いに魅せる。普通なら、あの関口の3ptが「水戸黄門の印籠」となり、そのままドラマチックな逆転劇で終わるはずだったのだが、逆メークドラマをされてしまった。丸紅で印象に残った選手を挙げるとすれば、今日もやはり椎木。前半、カットインで切れ込んでいく際、後姿を見ながら一瞬、なんだか自分も一緒にゴールへ迫っていくような不思議な感覚を覚えた。DEFの選手がフッと左右の視界から飛び去っていくような感覚だ。また、大城、岩波も持ち味をうまく発揮できたように思う。次は全国大会でその真価が問われる。いっそうの磨きをかけて札幌へ乗り込んでいって欲しい。
■三井住友は都選手権に続いて2冠達成。代々木での初タイトル獲得!白々しいがおめでとう!悔しいがおめでとう!憎たらしいがおめでとう!今日目立ったのは岡野。左サイドから再三、カットインを成功させていた。爆発力のあるスピードといのではなく、ステップワークの良さが光っていたように思う。また、要所で〆た鈴木はやはりさすが。これで三井住友は、2次リーグ以降、丸紅、クラヤに対し全勝で年内の試合を終え、2月の札幌へ乗り込むこととなる。船橋で1回戦負けしてしまった悔しさを忘れることなく、関東王者としての誇りをかけて、ぜひ予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち進み、「カンジツここにあり」と、全国へ知らしめてもらいたい。
■表彰式
初優勝 三井住友
ベストファイブ 七尾、岡野(三井住友)、椎木、関口(丸紅)、楠田(クラヤ)
最優秀選手 鈴木(三井住友)
嬉しい嬉しい記念撮影
代々木第二で胴上げ!
■帰りの電車で、ある選手と偶然乗り合わせ、いろいろと話をする。自分はシロートであるということから、シロート目に映ったカンジツを書きたいと思っているわけで、本人からネタばらしをされるとなかなかやりにくい面もあるのだが、もちろん嬉しいことには変わりない。ま、といっても、たいした話をしたわけではないが。むしろネタばらしをしてしまったのは筆者の方だったかもしれない。この選手がある試合でフリースローをはずしたときに漏らした溜息を聞き、なんだかジーンとしてしまったということをだ。自分は、学校体育でしかバスケットをやったころがなく、選手が一本のシュートに込める思いの深さを実感として理解することは、非常に難しいのだが、この溜息を聞いたときばかりは、自分も同じ思いを共有できたように感じたのだった。
■札幌観戦遠征は残念ながら無理なため、ホンジツをもって、今季のカンジツ女子公式戦観戦は終了ということとなる。字数だけはどこにも負けないだけの観戦記を書いてきたつもりだが、カンジツの激しさ、熱さ、そして、選手やスタッフが1本のシュート、1本のパス、さらにはプレータイムの1秒1秒に込める思いを少しでも言葉にし、伝えることができただろうか。カンジツという、この情熱に満ち満ちた舞台の雰囲気を、読者の皆様に若干でも感じ取っていただけたなら、望外の喜び以外の何ものでもない。