■2005.7.9@代々木第二体育館■


朝起きると、肌寒い。去年の今ごろはもう連日猛暑だったことを考えるとずいぶんな違いだ。だが、今日からいよいよ2次リーグ。去年に負けず劣らず、熱い試合が観られることは間違いないと確信しつつ、いつもの席へ腰をおろす。第一試合の開始時、お客の数を数えると・・・。ま、やめとこう。観戦者の多寡がどうであろうと、そこに居合わせた者を真剣勝負で魅了する。それが関実1部の命題であるとともに、矜持でもあるからだ。

第一試合 伊藤忠-*特別区

 

■1Q
9:42 毛塚、正面3pt 3-0
9:22 *山野井 ターンをしつつミドル 3-2 お見事! 
   ティップオフの際、*山野井は位置が違ってたらしく、監督に「アカネ、逆!」と怒鳴られていたが、早くもポイントを取り返す!
9:00 *藤本→ループパス→*赤津 3-4
8:55 ?→素早いロングパス→佐藤 FT0/2
   開始間もないが、*山野井の積極さに目を引かれる
6:33 *鈴木or*赤津 ORから3-6
6:21 速攻から*赤津 強引にシュートまで持ち込み、FT1/2 3-7
6:17 ORから*鈴木 3-9
5:09 佐藤→左から走りこんだ毛塚 5-9
4:48 渡辺(由) 180度ターンして 7-9
4:32 *赤津の3pt× ORから*鈴木 7-11
4:18 ゴール下を横方向にドリブルで走りぬけた綿貫→左0度毛塚の3pt 10-11 魅せた!
3:22 速攻、*赤津→*山野井 10-13 歓声が上がる特別区ベンチ!今日は雰囲気が違うぞ!
3:11 綿貫 左からカットイン 12-13
   特別区はアウトサイドの選手の攻めの気持ちがよく出ている
2:04 佐藤のミドル 14-13
1:00 ルーズボールを奪い速攻 *山野井→*赤津 14-15
0:55 佐藤→登 16-15
0:40 特別区がパスカット→*監督「行けぇー、攻めろー」→*赤津のミドルで 16-17

■2Q
9:52 登、ゴール下の勝負に勝ち、18-17
9:28 *鈴木がドライブ→外の*山野井 正面3pt 18-20 いいねぇ。
8:44 登のフック 20-20 こちらも役者やのう・・・。
8:08 渡辺(由) 22-20
   この辺でようやく伊藤忠のDEFがゾーンであることに気づく。最初からやってたのかは不明。すんまへん、シロートなもんで。いっぽうの特別区は、DEFの戻りが早く、伊藤忠のスピードを上手く封じている。たかだか一ヶ月前の一次リーグでやられまくっていたのとは隔世の感があるぞ。
7:26 *野村→*藤本 22-22
7:18 篠原 左60度3pt 25-22
6:53 渡辺(由)ターンしてDEFごし技ありシュートを決め、27-22 あんたも役者やのう・・・。
   このあとの特別区の攻め、ターンオーバーになる。だが伊藤忠の攻めはシュートが落ちる。
?:?? 速攻から*山野井 左60度3pt 27-25
   この場面、伊藤忠に流れが傾きかけたところ、特別区はよくふんばった。すごく大事な3ptだったと思う。
5:53 パスカット合戦から篠原→渡辺(由) FT1/2 28-25
4:49 *?→*赤津 上手い合わせでFT0/2
3:53 パスカットから速攻 小田部 右60度3pt 30-25(あれ?)
3:30 *山野井がボールを持つ。監督「アカネ、行けー!」。DEF二人を切り裂く稲妻カットインからレイアップが決まる。30-27 いやー、格好よかった。
2:44 またしても*山野井、*関のスクリーンを上手く使ってカットイン 30-29
2:27 田中? 32-29
2:06 *山野井が内へ仕掛ける→*関の3pt 32-32
1:25 *関の3pt、今度はエアボールに。だが、ゴール前に走りこんだ*赤津がそれをダイレクトでキャッチし、そのままゴールで、32-34 
1:13 登 FT2/2 34-34
0:32 *赤津× ORから*関 34-36
0:12 *赤津がスチール、速攻、*木本?→*山野井 FT2/2 34-38
0:01 登 左60度3pt 37-38 さすがです。

■特別区は強くなった、というよりも活きがすごくいい。攻めの気持ちが全面に現れ、それがうまく結果に結びついている。

■3Q
8:43 正面佐藤→左から走りこんだ登 39-38 
   ここで伊藤忠の「ディーフェンス」コール。と、DEFがが決まり、マイボールに!
7:54 速攻から登の3ptで 42-38 恐るべし、ベンチパワー・・・。
7:25 *山野井カットインから× ORから*鈴木 42-40
6:48 佐藤→綿貫 44-40 バスカン×
6:31 *赤津 44-42
6:00 佐藤のミドル 46-42
5:52 *鈴木、DEFと勝負、体勢を崩しながらもワンハンドでねじ込み 46-44
   このプレーにはMOTOさんも「しぶといですね」。
4:31 *山野井の仕掛け→*外の鈴木? 46-46
4:00 *鈴木→*野村の正面3pt 46-49
3:21 伊藤忠の攻撃、綿貫がボールを持つと、毛塚がボールを要求、その通りにパス、正面3pt成功で49-49
   さっ、さすが親分。恐れ入りました。
2:55 速攻から渡辺(由) 51-49
   伊藤忠の「ディーフェンス」コールがますます大きくなり、代々木第二の空間を埋め尽くす!
2:04 登が正面をぶっちぎり 53-49 バスカン○ 54-49
1:30 *山野井?24秒ぎりぎりカットイン、ORから*鈴木 54-51
1:09 速攻、*木本→*赤津→*木本? 54-53
0:19 *木本→*山野井がボールを落とす→*監督「ファールだろ!」→*鈴木が拾ってゴール 54-55
0:09 *木本→ループ→*赤津 54-57 お見事! 

■4Q
8:51 速攻、*木本?→*赤津 54-59
8:07 *関→*赤津、ハンブルしそうになりながらも正面へ走りこみ 54-61
7:52 ?→福田のターンシュート FT2/2 56-61
6:55 *山野井のカットイン 56-63
6:33 ORから田中 58-63
5:54 特別区が守り勝ち、伊藤忠は苦し紛れ3pt×
4:56 *鈴木がポスト→左から*赤津 58-65
4:17 *鈴木× 自分でORで 58-67
3:29 渡辺(由)のブザービーター 62-67
3:11 *山野井、トラベリング この辺から伊藤忠DEFが激しくなる
3:02 渡辺(由)ミドル 64-67
   このあと、特別区がDRを取るが、攻撃場面で、*山野井が金子へ痛いプレゼントパス
2:21 特別区は逆に速攻を食らい、田中 FT1/2 65-67となるはずが、スコアボードがうごかず、64-67のまま。
2:09 *鈴木のターンシュート 64-69
1:23 毛塚の3pt落ちる
   伊藤忠、オールコートで守る
   *山野井がシュートを打った瞬間、スチールされる
0:57 渡辺(由)のフック 66-69
0:34 ヘルドボールで伊藤忠の攻撃
   渡辺(由)のミドル×
0:14 ラインを割り、特別区ボール
0:11 *吉永?or*木本?→*山野井 FT0/2 スコアボード上は66-69のまま(本当は67-69)。
   実際は2点差だっただけに、ここは決めたかった・・・。
0:03 登の3pt× 
   
■特別区が6/11、49-104で敗れた伊藤忠に競り勝つ!その瞬間、歓喜の声が爆発する特別区ベンチ!筆者にとっても初勝利目撃となった。感慨深いものがあるぞ。


■今日はなんといっても、*山野井。今シーズンの開幕戦、今年の特別区を初めて観たとき、一緒に見ていたクロート氏は、*赤津のことを誉めていたのだが、筆者は*山野井が縦に突っ込んでいくところについ目を引かれてしまった。その後の試合では、相手DEFに立ちはだかれて立ち往生してしまうシーンが目立ち、「毛色の変わったことをしてみては」などと書いたりしたのだが。次の試合あたりから監督の「攻めろ、アカネ!」という声が聞こえるようになる。だが、山武戦では、チームとしての気迫の差で最後はやられた感じに。

■で、今日の伊藤忠戦。特別区としては、入れ替え戦回避を賭けた明日の山武戦に照準を合わせるため、「抜いて」きてもおかしくないかな、とも思ったが、違った。攻めた。攻めた。強気で攻めた。そしてその中心で一番強い輝きを放っていたのが*山野井だった。一人の選手についてあまり書き立てるのもどうかと思うが、開幕戦で初めて観て、「コイツはいい」と思った自分の判断もあながち間違いではなかったと今日、確認できたわけで。その意味で非常に嬉しい。また、こういった思いを味わえるのも、その気になれば日本リーグとは違って全試合観ることが可能な地域リーグならではの醍醐味だろう。

BOX(実連HP内)はこちら

 

第二試合 丸紅-*三井住友


撮影失敗・・・。

 

■1Q
9:04 椎木のカットイン→岩波 2-0
8:47 横山→左の渡邊(舞)→正面関口 FT2/2 4-0
8:15 横山→椎木のミドル 6-0
7:56 外の回しから*鈴木 6-2
7:13 横山の3pt2連続で落ちる
7:01 速攻から*渡辺(芳) 6-4
6:24 関口の3pt 9-4 今年は結構決めてるな!
6:22 *七尾? 9-6
5:41 *藤塚から絶好のサイドチェンジパスが*鈴木に通るが、核弾頭レイアップ不発。
5:11 関口の正面ミドル 11-6
4:36 *渡辺(芳)→*藤塚 FT2/2 11-8
3:00 内の椎木→外の大城3pt×
3:08 関口のミドル 12-8
2:39 横山の遠め3pt×
2:25 *益田の技ありフック 12-10
   このあと両者得点が入らず、重苦しい展開が続く。
0:05 内の*益田→外の*鈴木がカットインからレイアップ 13-12 やっぱ、上手いな、コイツ。

■2Q
9:26 *鈴木 FT2/2 13-14
9:06 渡邊(舞)の3pt エアボールに
8:42 ルーズボールから三井住友がボールを奪い、*山下で 13-16
8:13 横山、左30度3ptラインで一瞬マークが外れるが打たない。
   丸紅監督「狙っていいんだよ」
   その直後、横山にまたボールがわたり、今度は3pt成功で 16-16
7:31 岩波に競り勝った*渡辺(芳) 16-18
6:49 ORから*渡辺(芳)16-20
   三井住友監督「スリーだけ気をつければいい。味方を信じて!」
5:11 エンドライン→*渡辺(芳)→ナイスなパス→*山下 16-22
4:54 大城の3pt× ORから岩波のバックシュート 18-22
4:29 *渡辺(芳) 18-24
3:47 投入された堀江、ゴール下で勝負! ワンハンドシュートで 20-24 
2:22 *藤塚→ループパス→*益田 20-26
2:13 三井住友のゾーンを横山が正面突破 22-26
1:55 *藤塚のパスをカット、速攻、椎木→大城 右60度3pt 25-26
1:42 *七尾 左からカットイン FT0/2
1:22 堀江のミドル× 自分でORから 27-26
0:59 ?→好パス→関口 29-26
0:33 *渡辺(芳)が打たされたシュートを外すが、自分でORを取り 29-28

■三井住友は、*渡辺(芳)がついに底力を露わにしてきた感じ。さらに、そのバックアップとしてこちらも強力な*益田が出てくるところが丸紅としてはきついところだ。

■3Q
9:40 横山の3pt×
9:04 渡邊(舞)の遠め3pt×
8:53 *山下が正面からカットイン→右からあわせた*渡辺(芳) 29-30
8:14 *鈴木の3pt× 落ちるボールをそのまま*益田がバレーのトスのようにバスケットへ入れ、29-32
   益田は前節でもこのプレーを決めている! 名前を教えて欲しかったのだが、誰からもメールが届かなかったので、「マスダシュート」と勝手に命名することにした。文句あっか!?
7:11 関口 左45度3pt× シュート後、リバウンドへ飛び込まないプレーが2回続いたため、
   応援団長氏が「リバウンド、いけ!自分で!」と檄を飛ばす。
6:34 *渡辺(芳)→*水谷×→ORから*益田 29-34
5:05 *鈴木のマークを振り払った椎木→サイドチェンジ→渡邊(舞)3pt×
4:42 渡邊(舞)にマークされている*山下、右45度の位置、斜め後方へマークをかわす動きをしながら3ptを沈め 29-37 
   これはぶったまげた。上手い。上手い。上手い。
3:58 関口がシュートしようとしたところ *鈴木がスチール
3:41 *鈴木? 29-39
3:27 椎木の3pt×
2:50 関口→ナイスなパス→渡邊(舞) 31-39 丸紅、3Qにはいって初得点
2:10 反転しながら*鈴木 31-41
2:00 渡邊(舞)?か 大城? 左45度3pt 34-41
1:26 パスカットから岩波 36-41 
   三井住友、DEFで前から当たる
1:10 *渡辺(芳)180度ターンしつつドリブルでかわし 36-43
   横山の3ptエアボール
   渡邊の3pt× ←― 渡邊のモーションは凄く速いのだが、このときマークした*渡辺(芳)or*益田の寄せが非常に早い。これ以外の場面でも、横山や渡邊が3ptライン付近で張っている時点で、三井住友のDEFがかなりきつく寄せているのに何度か気づいた。前節、丸紅はあれだけ3ptが決まった以上、当然の対策だろう。
0:16 丸紅5Fで 岡野FT2/2 36-45

■4Q
9:46 *鈴木→*益田 36-47
8:58 左でポイントを作ったし椎木→関口の正面ミドル 38-47
8:41 *渡邊(芳)38-49
   椎木が左からカットイン、ゴール正面の岩波にノールックのパスを出すが、呼吸が合わない。
   椎木→岩波ラインが上手く機能しない場面は、これ以外にもいくつか見られた。今日は3ptが入っていない以上、このパターンが決まらないと丸紅としては苦しい。
8:08 ORから岡野 38-51
7:50 三井住友のDEF激しく、丸紅ターンオーバー
   丸紅監督「ボディーチェックで負けちゃ、駄目だよ」
   椎木→岩波でいい形ができるが、シュート×
7:16 内の大城→外の椎木のミドル 40-51
6:56 *渡辺(芳)のカットイン FT1/2 40-52
6:06 *鈴木、90度ターンしながら、正面ミドル 40-54 この人のプレーには、ため息が出る。14点差に!
5:53 DEFと競り合った渡邊(舞)、ころびながら岩波へパスを通し 42-54 バスカン○ 43-54
   応援団長氏も思わず「ナイスパス!」
5:30 速攻から椎木→左30度渡邊(舞)3pt 46-54 ようやく決まった!
5:14 *渡邊(芳) FT1/2 46-55
4:?6 3ptライン付近ですぐに*山下にマークにつかれた渡邊(舞)、回り込んで正面カットイン 48-55
   横山のフリー遠め3pt×
3:54 椎木→岩波 50-55
   応援団長氏「ヨッシャー!」そうです。このかたちが大事なのです!
   このあと、丸紅が岩波のOR2回をまじえ、波状攻撃。だが、最後、渡邊(舞)の遠め3pt落ちる
2:41 ゴール前でDEFを二人引き連れた*鈴木→フリーの*水谷 50-57 お見事!
   渡邊(舞)遠め3pt×
   横山遠め3pt×
1:54 岩波のスクリーンを使った渡邊(舞)、正面遠め3pt成功で 53-57 決まった!
1:25 椎木隊長、正面から勝負 55-57 バスカン×
   だが、今日は7人の丸紅、この時点で3人が3F、チームFも4つと苦しい。
   丸紅、オールコートDEF
1:09 横山が相手のフロントコートでパスカット→椎木 57-57 5分間で14点追い上げ、ついに同点に。勢いは完全に丸紅。三井住友はまたしても終盤の脆さがでたか。
0:47 丸紅、必死に守るが残り4秒でファール、5Fで七尾FT1/2 57-58
   三井住友もDEFで前から当たる
   丸紅監督「強いプレー、強いプレー!」
0:21 三井住友のファールで丸紅ボールでリスタート
   渡邊(舞)からボールを受けた関口、DEFをターンでかわしシュート!入ったか、と思ったが、落ちる   。
0:10 丸紅ファール *鈴木FT 1/2 57-59
0:02 速攻 椎木→渡邊(舞)決まる! 59-59 同点!
0:00 三井住友の超ロングシュートが落ち、延長へ!

■延長
開始時点で丸紅はたぶん椎木と岩波が4F、三井住友は七尾が3Fなだけ。チームファールはどちらも5つ越えている状況。

4:47 *七尾 59-61
4:33 横山の正面ミドル 61-61
   *鈴木の3pt×
   椎木→関口→椎木→関口の左ミドル 63-61
3:40 *鈴木 63-63
   渡邊(舞)の3pt×
3:03 *渡辺(芳)→*鈴木のミドル 63-65
2:49 渡邊(舞)のシュートを*渡辺(芳)がブロック 丸紅ボールで再開
2:41 椎木FT1/2 64-65
2:20 *山下のジャンプシュート× ORから渡辺(芳)64-67
1:58 関口から岩波へのパスが通らない
1:37 *山下→*鈴木、横方向へ移動しながらミドル 64-69
   椎木の3ptエアボール
   丸紅オールコート
   三井住友は攻撃に時間をかけるがパスミスが出る。
1:07 丸紅ボールで再開
   横山の3pt×    
   渡邊(舞)正面遠目3pt×
0:29 丸紅ファール *渡辺(芳)FT2/2 64-71
   堀江の3pt×
0:16 三井住友ボールで再開
0:12 三井住友ファール 堀江FT2/2 66-71
0:10 丸紅ファール *鈴木FT2/2 66-73
   横山の3pt×

■待望の上位リーグ進出を果たした三井住友が、丸紅からついに勝利を奪った。今季、クラヤ戦でも丸紅戦でも、互角の勝負をしていながら最後にかわされ苦杯を飲まされていただけに、喜びもひとしおだろう。中でも目立ったのが*渡邊(芳)。これまで潜在能力の高さをそこここに垣間見せてきたが、ついにパワーを全開にした感じだ。

■だが、少人数で戦った丸紅も4Q残り6分で14点差をつけられながら、よく追いついた。残り10秒台の関口のシュートが落ちたとき思わず「哀号!」と叫んでしまったが、残り2秒で速攻が決まるとは! これぞ、桃色戦士のプライドだ。

■延長に関しては、三井住友は*渡辺(芳)&*鈴木の2003年インカレ日女スターターコンビが、一番厳しいところで決めてきたのに対し、丸紅は今年の持ち味の3ptが入らなかったというところだろうか。ということで、学芸対日女の代理戦争第2幕は、日女に軍配が上がったことになる。(あ、関口愛さん・・・)。

■延長で一番印象に残っているのは、最後、残り10秒、5点リードで*鈴木のFTとなった場面で、三井住友監督がチーム全体に向けて放った、大丈夫、あと10秒なら守れる、との主旨の言葉。この状況ならもう勝利は決定ずみといってもよかろう。よっぽどのことがない限りは。だが、それでも、このような言葉がでたところに、一次リーグでの丸紅戦、クラヤ戦で味わった悔しい思い、そして、またやられるんじゃないかという重圧の大きさを、垣間見た気がした。だが、チームはそれを乗り越えて強敵に勝利したわけだ。この経験は非常に貴重なものとなるに違いない。

■明日のクラヤ戦に勝ち、なおかつ丸紅が最終日に敗れるという厳しい条件ながら、三井住友にも優勝の可能性が出てきた。明日の駒沢では、迎え撃つクラヤがどのような戦いを仕掛けてくるだろうか。目が離せないぞ。

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