■2005.6.11@代々木第二体育館■


■今日は今季カンジツ代々木初開催だ。特に第一試合のクラヤ-三井住友戦は激戦の予感がプンプン。これは見逃せないと、昨夜の遅い帰宅にもめげずに8時前には自宅を出発。渋谷で降りるはずの湘南新宿ラインを乗り過ごしてしまうハプニングがあり、原宿駅からちょっと走って何とか間に合う。実連HPにあった割引券にしっかりハンコを押してもらい席につくと間もなく試合開始だ。

第一試合 クラヤ-*三井住友

 



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■1Q
9:41 *藤塚 0-2
9:20 *藤塚 正面カットインから 0-4
8:30 *渡邉 FT0/2
このあとクラヤのシュート2本続けて外れる
7:46 エンドラインからパスを受けた楠田、2-4
7:07 外のパス回しから*岡野、左45度3pt 2-7
7:08 佐藤?→サイドチェンジ→山崎 5-7
6:58 *渡邉? 5-9
6:29 速攻気味の展開からナイスな縦パス*藤塚→*水谷 5-11
6:13 山崎 ミドル 7-11
6:09 *水谷 7-13
5:49 パスカットから*岡野 7-15
5:33 *藤塚→*渡邉 7-17
5:08 佐藤 躍動感溢れるシュート FT1/2 9-17
4:36 *渡邉 9-19
4:27 空中で右に移動しながらワンハンド 11-19 バスカン×
三井住友は、藤塚が早めに長めのパスを出したりすることで、攻撃に上手く変化をつけている感じ。
3:56 楠田→山崎 左60度3pt 14-19
3:38 インサイド*渡邉→左0度フリーの*山下 3pt 14-22
3:17 楠田 FT2/2 16-22
2:16 *水谷 18-24
1:50 楠田、OR2回連続で取り、20-24
1:43 速攻から、斉藤(由)FT2/2 22-24
1:14 斉藤(知)FT2/2 24-24
0:05 三井住友のゴール下でスチールから速攻 斉藤(知)26-24

■2Q
9:43 斉藤(知)→斉藤(由)左からカットイン、身体を預けながら 28-24
9:29 *藤塚→*益田へループパス 28-26  
7:41 パスカットから斉藤(由)30-26
7:13 斉藤(由)→ロングパス→白川 32-26
6:58 *藤塚→*渡邉 32-28
6:21 *渡邉→*益田? 32-30
5:25 *益田 32-32 バスカン○ 32-33
   このあたりからパスカットの応酬、ルーズボールの激しい奪い合い
5:16 サイドチェンジの後、斉藤(知)が右からカットイン、楠田のORから 34-33
4:59 *新井→*益田 34-35
4:27 斉藤(由) 右30度フリー3pt 37-35 これでちょっと落ち着く
   このあたり三井住友のゾーンディフェンスが上手く機能
3:44 *新井FT1/2 37-36
   このあたり、ボールに対するクラヤの寄せが早く厳しい
2:43 ループパスから白田 3pt 40-36
1:33 *山下のポスト→*益田 40-38
1:03 クラヤ5F *水谷FT 1/2 40-39
0:25 *新井 40-41

序盤こそクラヤが少しリードしたものの、その後は「やられたらやりかえす」。まるでムエタイのようだ。

■3Q
9:17 斉藤(知)→ロングパス→斉藤(由)→ゴール前の細かいパス→白田 42-41
9:00 速攻 斉藤(知)→斉藤(由)44-41
8:44 ロングパスから斉藤(由)FT1/2 45-41
8:23 *七尾のシュート落ちたところ自分でOR 45-43
8:11 楠田、遠目から豪快なれいアップ いかにも「らしい」プレーで、47-43
7:33 クラヤもゾーンディフェンスに対し、三井住友、外からのシュート×、*七尾、ORから47-45 バスカン○ 47-46
7:20 白田 49-46
7:06 *渡邉 49-48
6:51 *藤塚→*水谷 49-50
5:46 *七尾 49-52
5:24 *藤塚 DEF二人につかれながらも頭越しに技ありシュート 49-54
5:09 斉藤(知)51-54
4:27 *水谷→*七尾 51-56
4:12 大崎 遠めの3ptぎみシュート 53-56
4:02 *?さん 3pt 53-59
3:45 大崎 左60度 3pt返しで 56-59
3:29 *藤塚 DEF二人かわして 56-61
3:14 白田 58-61
3:04 ロングフィードから*七尾 58-63
2:51 斉藤(知)?→楠田 60-63
1:27 楠田、DEFをひきつけ、フリーの斉藤(知) 62-63
0:34 *岡野がインサイドに切れ込み、左30度フリーの*藤塚へ 3pt成功で、62-66
0:20 斉藤(由)? 64-66
0:05 *新井 64-68

■4Q
9:24 *山下、一人で無理な体勢からねじ込み 64-70
8:30 エンドラインからのリスタートから*益田 64-72
7:31 ORから楠田 66-72
6:23 斉藤(知)→楠田 68-72
4:40 速攻から楠田 正面ストップジャンプシュート 70-72
4:10 山崎の3pt× 自分でORで、72-72
3:24 *藤塚が正面から3ptを打とうとした瞬間、クラヤがスチール、速攻から、白田の3ptで75-72 逆転、お見事!
2:50 *藤塚FT2/2 75-74
2:36 白田 ターンしてDEFをかわしながら 77-74
   このあとの三井住友の攻め、ちょっと早めのミドルが落ちる
1:38 佐藤 正面から一人で持ち込み 79-74 バスカン○ 80-74
1:22 *本間FT2/2 80-76
   このあとクラヤにパスミスが出るいっぽう、三井住友は3ptが落ちる
0:38 パスをまわして時間稼ぎをするクラヤに三井住友思わずファール 5Fで、佐藤FT1/2 81-76
   このあと、*藤塚のシュート落ちる
0:20 ?→白田→(サッカーでいうダイレクトパス。素晴らしい!)→楠田 83-76
0:03 佐藤 FT2/2 85-76

■接戦であった。熱戦であった。ひと時も目が離せない極めて濃厚な時間が流れた80分間であった。三井住友ははっきり言って強い。特に藤塚の多彩なパスは大いに魅せた。だけれども、クラヤは、土俵際でふんばるときの力の入れ具合をよく分かっているという感じだ。受けて受けて、最後はひっくり返す。足腰の強い相撲巧者だなと思った。両者の力の差は紙一重。でも今回も行事軍配はクラヤへ。三井住友はさぞ悔しかろう。ぜひ、リベンジをはたすべく、より一層の精進に励まれんことを。

■それにしてもこのカード去年の一次リーグ、秋の選手権の3決、そして今回と、タフな好ゲームが続いている。カンジツの新たなる「エル・クラシコ」と呼ばれる日も近いか。

第二試合 山武藤沢-丸紅


 

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■1Q序盤、丸紅は森崎が積極的に3ptを繰り返し狙っていくが、3本連続で外れてしまうと、山武藤沢が8:10、長谷川のゴールで先制。丸紅は6:49、関口のターン&フェイドアウェイ気味シュートでようやく初得点すると、森崎、森崎→椎木で連続得点からエンジンがかかり始める。残り5:26からFTを含む9連続得点で1:31には4-23と突き放す。なかでも、速攻のなかからの森崎→堀江の素早い合わせからの得点、相手DEFをひきつけた椎木がクッとギアチェンジし、相手を置き去りにしての得点は秀逸だった。1:23、山藤は来留嶋→岩瀬のコンビからの得点で一矢報いるも、丸紅はすかさず、横山→サイドチェンジ→渡邉の3pt、横山→細かいパス交換→渡邉でさらにパンチを打ち込み6-28に。だが、山武も終了間際、長谷川の得点で8-28として1Q終了。山武は前節の三井住友戦で、1Qが無得点に終わってしまい、さすがに少し心配したがどうしてどうして。

■2Qも先手をとったのは山武。9:09、伊藤の得点で10-28にすると、8:29にはフリーの田中がフリースローラインあたりからの得点で12-30に。だが、丸紅は横山→岩波、関口のバックシュートなどで、5:45には12-36とトリプルスコアに。と、5:35、山武の岩瀬が走り、DEFについていた森崎を振り切って14-36。これに対して丸紅は、スクリーンを上手く使った横山の3pt、スチールからの大城で、3:18には14-41。山武の清野が1ゴール返すが、1:41、またしても丸紅横山が左0度3ptを沈めると、続いてエンドラインからパスを受けたなんとセンター関口が遠目からフリーで3ptを命中させ16-47に。関口はこの試合、この他にも3ptを打つシーンが何回か見られた。今後が楽しみである。0:30には丸紅DEFがダブルチームでスチール、そのまま速攻→横山で16-47と厳しさを見せつける。

■だが、3Qに入ると丸紅の勢いが少し止まる。序盤こそ、関口のFT、森崎→岩波の得点が決まったが、その後3分間以上無得点。ちょっとまったりしてしまった感じ。と、5:28、速攻のなかから堀江→森崎で18-56とするが、監督さんはまだまだ不満の様子で「さあ、みんな、どうするんだ!」と厳しい(優しい?)声が飛ぶ。しかし、この後は両者の点の取り合いになる。丸紅が、関口のパスカットから渡邉、椎木、渡邉、大城→関口、渡邉と畳み掛けていくと、山武も田中の3pt、田中FT、伊藤FT、田中と負けずに食らいついていき、2:06には26-68。残り2分を切り、丸紅は、関口がDEFを背負いながらターンしてのシュート&大城→渡邉のコンビで加点するが、山武も伊藤or清野?で、1:22には27-72。0:25、丸紅渡邉が山武来留嶋にファールでFTとなるも0/2。このとき渡邉は、直前の攻撃場面でエンドラインから飛び出しながら戻したボールが山武側に渡ったのだが、相手ゴール前まで懸命に走って戻っていた。ファールとはなったがアッパレ。最後、その渡邉のFT1/2で29-73として3Q終了。

■4Q、山武は伊藤の得点でまたも先手を取る。いっぽうの丸紅はシューター森崎がようやく覚醒!8:55、左60度、7:55、右30度と3ptを連続して着弾させた後、岩波のゴールで7:24、38-83とする。その後2分間ちかく両者得点なしとなるが、5分台に入ると、丸紅が、岩波、堀江(ポイントを作り)→森崎、渡邉の激しいDEFから堀江、大城と連続得点で、4:23には23-89。一方的にやられていた山武はここから反撃、岩瀬のFT、ゴール前の絶妙の合わせから田中、スクリーンを使った岩瀬の正面3ptで粘るが、残り1分を切り、丸紅は横山、渡邉がそれぞれ3ptをぶち込み、39-96でゲームセット。

■スコア的には楽勝に終わった丸紅だったが、決めるべきところで決められず、動きが全体的に停滞するような時間帯があったのが気になるところではある。とはいえ、横山、渡邉が開幕戦に続いて良いプレーを連発したのはさすが。山武をきちんと見たのは今回が初めてだったが、素晴らしいコンビネーションやスクリーンプレーも決まっていたのが何より。次もクラヤと強敵だが、奮闘を期待。

第三試合 伊藤忠-特別区

 

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■3試合目はメモを取らず、伊藤忠の「エキセントリックバスケ」をじっくり楽しむことにする。
と、出るわ出るわ。毛塚→綿貫のロングフィードホットライン。序盤から、リアクションバスケが代々木で炸裂。走る走る。ひたすら前へという感じ。見ていて爽快だ。梅雨時の不快感を吹き飛ばすようなプレー振りである。

■今年はさらに、強力なルーキーが加わり、ゴール前でのパスワークに深みが増したようだ。特に、登の身体能力の高さ、センター福田の堅実さは今後の大きな武器となろう。会場もかなり盛り上がり、104-49で特別区を圧倒。次節の丸紅戦は、去年とはだいぶおもむきが変わりそうだ。もう、エキセントリックという形容は似合わないかもしれない。


代々木第二の得点板に燦然と輝く伊藤忠の3桁得点

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