■2006.6.25 丸紅多摩センター■


■交流戦から見てしまった今年のカンジツ。多摩センターに来るのはなんと今日で4回目となる。だが、今回はMOTOさんの車に乗せてもらえることに。8:30にいつもの「ちゃんぽん屋」の前で拾ってもらう。天気がいまいちのためか、道は空いており、極めて快適。これまたいつものマクドナルドに入り時間を潰すことにした。だが、ここで問題発生。レジが込んでいてなかなか進まない。先頭をみると、店員さんの前で携帯電話を手に、一つひとつ商品について説明している人がいる。いらいらすることこの上ない。こっちはこれから大一番を控えているというのに。ま、観客がイライラしても関係ないとは思うが。そんなこんなで始まった首位決戦。三井住友を既に倒したクラヤが単独首位の座を手中に収めることがはたしてできるか?

クラヤ-*丸紅

 

■1Q序盤、ロースコアながらも丸紅が*椎木→*宮本、*横山→*杉原のカットインからのコンビネーションプレーからの得点、自陣から走った*宮本のDEF吹っ飛ばしタックルからの得点でリード、3:44には*渡邉の3ptで9-3に。だがこのあと、丸紅にパスミス。タイムをはさんでクラヤの攻撃。齊藤(知)が積極的に突っ走り、佐藤があわせて得点すると流れはクラヤに。白田FT2/2、楠田、齊藤(由)3ptと2:00から1分間余りのうちに3連続ゴールで、11-12と逆転。だが、丸紅も*岩波の2ゴールで対抗し、丸紅2点リードで2Qへ。

■大崎の開始6秒ファーストタッチ3ptで幕を開けた2Q。両チームともにテンポよく得点を重ねる。8分前後には、丸紅が*椎木のカットイン、*渡邉の3ptで4点差とするが、クラヤも楠田のバスカン、山崎の3ptで喰らいついていく。さらに、激しい守りあいのなか、1:21には*杉原の得点で丸紅、今度は5点リードするが、クラヤも佐藤が3ptを決め、離されない。最後、丸紅が24秒使いきってシュートにもちこもうとするが、ターンオーバーとなり前半終了。

■3Q、8:26にはクラヤ楠田のFT2/2で35-35と同点となるが、ここから丸紅がDEFから流れを完全につかむ。*渡邉がパスカットを見せれば、速攻から2:1の局面で*杉原→ゴール前背面パス→*佐藤で35-43と8点差!続いてまたもや*渡邉がパスカット。応援団長氏も「あおれあおれ、ひるむなー」と絶好調。だが、4:37、クラヤが山崎の3ptで38-43としたあとの丸紅の攻撃、大きくサイドチェンジしようとしたパスが合わずターンオーバーに。これで流れが途絶えると、今度はクラヤ。楠田を休ませて代わりに入った三田が切れのあるターンシュートやブロックショットを成功させ、1分を切って逆転。

■4Qに入っても、序盤はクラヤペース。8:27には中村のゴールで、52-47。一方の丸紅、大事なところでターンオーバーが出てしまう。5:53には中村OR→齊藤(知)で56-51となると、応援団長氏も思わず「浮き足立つな、まだ時間たっぷりあるんだから」。だが、丸紅もここから、*横山の遠目のミドル、速攻からの*渡邉3ptで3:07には59-59に。これに対してクラヤは2:40、齊藤(知)が24秒ギリギリバックステップシュートを決める!つづいて、ダブルチームにこられた*杉原→マイナスパス→*宮本正面3ptで2:17には61-62と丸紅が再逆転。

だが、クラヤもすかさず、ローポストの楠田を経由しつつ山崎の右0度3ptで1:58には64-62と息詰まる展開に。このあと、ファールがかさんだ丸紅が4回FTを与えるがクラヤは8本全部入れてくる。それに対し、丸紅は3ptが3連続でリングに嫌われ、最後に*関口がブザービーターを決めるも及ばず、昨年はリーグ、選手権で三連勝したクラヤの軍門に下った。試合終了と共に、コート上、そしてベンチで喜びの爆発するクラヤ。1次リーグの3強直接対決で2連勝。念願のタイトル奪取に大きく近づいた。

■印象に残ったのは、リバウンド時のクラヤのDEF。丸紅がリバウンドをとっても、とった選手に対してすぐ2人、3人で囲い込みにいって釘付けにしてしまうシーンがかなり見られた。選手としては、要所で3ptを決めたのに加え*椎木をよくケアしていた山崎、4Qの勝負どころで3連続得点した齊藤(知)の動きのキレに目を引かれた。丸紅は4QにはいってからFTの確率がいまひとつだったのと、やはり比較的やさしいと見えたシュートを落としたあたりがクラヤに差をつけられる原因となったか。

もうひとつ忘れてならないのが、クラヤベンチの応援。「1本とって3秒でゴーゴー」コールにな、なんと。「振り」までついていた。まったくもって素晴らしい!丸紅の応援団長氏もこれには敵わなかったということが最大の勝因だったのかもしれない。

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山武藤沢-三井住友

■山武はこの日も7人と苦しい布陣。それに対して三井住友は、今季再三見せている3人替えを容赦なく使ってくる。しかもこの試合、単純に入れ替えるだけでなく、様々な組み合わせを試していた。次の丸紅戦次第では、自力優勝の目がついえることを睨んでの背水の陣でのテストとの印象を受ける。

■プレーとして目を引かれたのは(たぶん)岡野。斜め後方へのノールックパスを1本決めていた。非常に微視的になってしまうかもしれないが、シロートはこういうシーンに大喜びしてしまうのである。山武藤沢は大差で敗れたとはいえ、コンビネーションプレーがかなり決まっていたように思う。昨年度の1次リーグに比べるならば、明らかに進歩しているのではないだろうか。選手として印象に残ったのは長谷川。コンビネーションのフィニッシュをきっちりと決める場面が何回か見られた。

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■この日は、極度の寝不足での観戦。第2試合の途中からなんだかクラクラしてきたため、第3試合は観ないで帰ることにした。伊藤忠-特別区と言えば、昨年度、熱のこもったファイトを見せてくれたカードであるだけに残念。BOXによると特別区が前半5点リードで折り返す。しかし3Qに大きく差をつけられ、最終的には伊藤忠が勝利。伊藤忠の篠原が3ptを5本だけで15点というのは何とまあ、である。

それにしておなんでわざわざカンジツの開催期間中に某球技の某大会をぶつけてきたのか。腹立たしい限りだ。かくして今日は、朝のマクドナルドの客といい、なんだか怒ってばかりの一日となったのであった。

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